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調理方法の工夫

調理方法で「炒める・焼く」という方法がありますが これが結構固くなるのです。

肉は焼くとたんぱく質が凝固してうまみを逃さないようになりますが 柔らかくすることが目的の場合まず「煮る」という工程で中まで火を通すことでそのメニューを変えていきます。

野菜についても同じ キャベツなど炒めると「板」を食べているかのよう・・・と言われたことも。

食材は肉・野菜ともにまず圧力鍋でゆでる・煮るという下処理をしてから味付けをします。下処理したお肉と野菜を一緒に焼肉のたれで味付けして 野菜炒め風にしたり 中華のレトルトのソースを使えば様々な中華料理になります。

その時その煮汁に旨味や水溶性のビタミンがでているので アクと臭みを取り除きスープや煮汁に使います。ゆで汁の中にも水溶性のビタミンなど栄養が残っていますので。

魚肉ソーセージは加熱しても柔らかくたんぱく質も豊富な優秀食材。DHA,EPC等も摂れるので

野菜炒めなどにも良く利用します。最近の子どもたちは食べないそうですが日持ちもする便利なたんぱく源です。

同じ食材をフライパンで炒めた自分用をお皿に取り出し  次に圧力鍋で柔らかくしたものをフライパンに戻して味付けを同じにすれば洗い物も少なく手間も省けて効率よく済みます。ご参考までに。。。。

嚥下障害の介護食ということだけでなく 高齢者でかむ力が弱った方、歯の治療中や 胃腸の調子が悪く柔らかく消化の良いものを必要としている方。

離乳食作りにもお役に立てれば・・・

それぞれの体調、病状等にもよりますのであくまで参考として。

食事作りにお困りの方のヒントになれば幸いです。