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栄養について勉強を始めたきっかけ

「栄養」って漠然とらえていました。

「栄養バランス」とか「栄養たっぷり」とか「栄養失調」とか。。。

私がこの「栄養」について深く考えさせられて 勉強し始めたきっかけは 夫の病気からです。大手術を受け 嚥下障害の後遺症を抱えながらの退院。 胃ろうならぬ「腸ろう」からの栄養摂取だったのが 管が詰まるアクシデントが続き 口から食べるように指導されたものの食事が呑み込めない状態が続きみるみる体調が悪化。それまでかろうじて歩いていたのが一人で起き上がることも出来ないほど体力が落ちてきました。

そんな時に 管理栄養士の安達先生と別件で仕事の打ち合わせをしている中その状態をお話ししたところ

「すぐにエネルギーになる糖と 傷を治して筋肉をつけるたんぱく質を与えて」と教えていただきました。かろうじておかゆぐらいしか呑み込むことができないので 粉糖とプロテイン(おかゆにかけるふりかけタイプのもの)を頂戴し、教えていただいた医療用通販サイトでさっそく購入。

3大栄養素の炭水化物・たんぱく質・脂質をまず摂るように・・・。「野菜は?」「塩分は?」との質問に「そんなの回復してからでも大丈夫。まずは生命の維持を確保して体力の回復をはからねば!」とのことでした。

学校の給食の献立の一番上に書かれている「主に熱や力になる」「主に体をつくる」「主に体の調子を整える」 これの先の2つとなるところです。

そしてこの3大栄養素を与え続けたところ みるみるうちに眼に生気が出て顔色も戻り 立って歩けるまでに回復したのです。

「栄養」というものが命にこんなに関わっているのか・・・と思い知ることになったのです。

これまでいかにカロリーを落とすか、脂分を落とした調理方法を研究してきた私が初めてカロリーを上げて脂肪を摂取させる方法を勉強しはじめた出来事でした。